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ポンプのココがおすすめ ~低血糖が減りました~

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こんにちは。

あおいクリニック看護師の小野澤です。

数ヶ月前にインスリンポンプ(SAP)を導入してみての感想をまとめてみました。

使用機器はミニメド780Gです。

 

私は小学生の頃に1型糖尿病になり、約20年間ペン型注射を使用してきました。

なぜ今までポンプに切り替えなかったのか。

経済的負担も理由のひとつではありますが、自分にとって『普通』であることに執着していた私は、医療機器を常に身に付けることに抵抗があったからかもしれません。

 

様々な心境変化やあおいクリニックとの出会いもあり、もし合わなかったらすぐ戻せば良い、まずは試してみよう、そんな気持ちでポンプ導入を決意。

でも、これが予想以上に良かった

導入前の私のように導入を躊躇されている方、そして、そもそもポンプって何?メリットは?と思っておられる方にぜひ伝えたい!!!

一個人の感想ではありますが、読んでいただけますと幸いです。

 

ポンプにして最も良かったポイントは

〜低血糖が格段に減りました〜

 

様々な影響を受ける血糖管理において、カーボカウントだけではどうにもならず、いつしか感覚を重視していました。

そして予想が外れることも多々あり一喜一憂。

ポンプ導入前まではリブレを使用しており、高血糖を避けたい一心で、リブレの上矢印を見る度に追加打ち、そして乱高下。

そんな私のTBR(グルコース値70未満)は10〜20%でした。

 

それが、ポンプに切り替えてすぐにTBR3〜4%へ改善

インスリンポンプ(SAP)に関しての詳細は、クリニックホームページ「CGM・インスリンポンプ」をご参照いただければと思いますが、使ってみた率直な感想は下記の通りです。

 

1.低血糖を予測し自動で注入一時停止してくれる安心感

2.残存インスリンの表示により、一時的な高血糖もじきに下がるだろうという安心感

3.食間が短い時にも、残存インスリンなど加味して単位数を決定してくれるので、打ち過ぎ予防に(例:夕飯を作りながらお菓子を食べ、その後に夕飯)

4.夜間血糖の安定化

5.寝る前の補食が不要に

 

1〜3.により、ありのままのカーボカウントでインスリン注入が可能となりました。

ペンの時にはカーボカウントに加え、今の血糖値、今日の体調、食前活動量、これからの予定(活動量)など、様々なことを考えインスリン単位数を決めておりましたが、今では単純にカーボ量をポンプへ入力するだけで単位数を決定かつ自動補正してくれるので、とても安心です。

 

とは言え、いきなりジュースを飲んだり炭水化物を早いペースで摂ると、血糖急上昇は避けられない(自動補正が間に合わない)ので、今まで通り、食べる順番や急がずよく噛むことを意識して、日々の運動継続なども大切です。

 

4〜5.については、自分ではどうにもできない睡眠時、自動補正してくれるのは本当にありがたい。

夜間低血糖が多かった私は、ほぼ毎日夜食を食べて寝るようにしていました。

逆に食べ過ぎて一晩中高血糖なことも。

それがポンプの力により、1日7~8時間睡眠とすると1日の約1/3の時間の血糖値が是正されるので、TIR(目標範囲内も格段と改善されました。

慣れるまでは3日に1回の準備(インスリン充填とシリンジ交換)が手間に感じたり、テープによる痒みにも悩みましたが、医療スタッフや1型仲間からのアドバイスを参考に次第に改善、今では日常に溶け込む存在になりました。

また、ポンプチューブの留置針と固定テープは案外頑丈なので、私はチューブをドアノブに引っ掛けたり、急に立ち上がって落とし掛けることもよくありますが、そのような衝撃で外れたことはまだ一度もありません。

それも、思ったより良かったポイントの一つ。

 

さて、いかがでしょうか。

まだ私も導入して間もないため、これから色々と学んでいきたい所存ではありますが、これからも皆さんと悩みや喜びの共有、情報交換などができたら幸いです。

お読みいただきありがとうございました。

 

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