腸内フローラとは
私たちの体は約37兆個の細胞からできていますが、腸内にはこれを上回る40~100兆個の細菌が住むといわれています。下部小腸から大腸にかけて1,000種類以上の細菌が群れをなして生息している様子をカラフルなお花畑に例えて「腸内フローラ(細菌叢)」と呼んでいます。
腸内細菌には1つの臓器に匹敵するほどの影響力があり、私たちの心と体の健康を支えています。
また、腸内細菌の内訳やバランスは人種・性別・年齢・生活習慣などにより一人ひとり異なります。
胎児のころは無菌状態で、出生と同時に腸内に細菌が住み始め、その後は食事の変化とともに腸内細菌のバランスも変化します。成人に近づくにつれて常在菌が定着し安定しますが、加齢やストレス・生活習慣の影響で腸内細菌のバランスは乱れてきます。
◆病気の予防や健康長寿にもかかわる腸内環境
腸内細菌や腸内環境は、大腸がんや大腸ポリープだけでなく、糖尿病やアレルギー疾患など様々な全身の病気との関わりがあることがわかってきています。
日頃から腸内フローラのバランスを整え良い環境を保つことで、病気の予防や健康長寿の効果が期待されます。
◆腸内環境が悪いと起こりやすい症状
- 便秘、下痢
- おならが臭い
- お腹が張る
- 痩せにくい
- 肌荒れ
- アトピー、アレルギーになりやすい
- 気分が沈みがち
- 感染症にかかりやすい …など
腸内フローラ検査
医療機関専売の「マイクロバイオミー」「フローラスキャン」の2種類をご用意しております
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フローラスキャン
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マイクロバイオミー
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料金 |
18,500円(税込) |
39,500円(税込) |
検査期間 |
4~6週間 |
6週間(最長9週間) |
検査方法 |
16SリボソームRNAシーケンス |
ショットガンメタゲノムシーケンス |
検査の特徴 |
リボソームのV3,V4の遺伝子領域がわかる |
腸内細菌のすべての遺伝的特徴がわかる |
分類階級 |
属レベル |
種、株レベル |
検査項目 |
33項目 |
70項目 |
有用菌・有害菌・日和見菌の組成 |
○ |
○ |
腸内細菌の多様性 |
○ |
○ |
フローラタイプ分け(A~E) |
○ |
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エクオール産生菌 |
○ |
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ビタミン・短鎖脂肪酸産生能 |
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○ |
腸バリア・脳腸相関リスク |
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○ |
免疫力・消化力スコア |
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○ |
マイクロバイオミー

◆こんなお悩みありませんか?

- 腸内細菌検査を受けたり、腸活をしてきたけれど、うまくいかなかった方
- 今まで、健康や美容の不安に本気で取り組んできたけれど、納得感が得られない方*
*本検査は腸内細菌と関連するスコアを表示するのみであり、健康や美容の改善方法を示すものではありません。
◆その原因は、あなたの腸内細菌に適した活動ができていないからかもしれません。

私たちの腸内には、約1,000種類、40~100兆個の腸内細菌がすみついていると言われています。
1人1人すみついている菌の種類や割合も異なり、とても複雑です。
いろいろな種類の発酵食品や食物繊維をたべることはとても大切ですが、やみくもに実践しても十分な効果は期待できない可能性があります。
実際に、腸活を積極的に行っている方でも、検査の結果が良くない方もいらっしゃいます。
腸内細菌をよりよくするためには、あなたの腸内細菌の課題を調べ、1人1人に適したアクションをとることがとても大切です。
◆マイクロバイオミーでわかること

◆検査の流れ

◆検査価格
39,500円(税込)
管理栄養士により検査結果の解説をさせていただきます。
◆検査の特徴
腸内細菌先進国である米国に検体(便)を輸送し解析します。

日本で最も詳細な解析手法*1を使うことで、菌をよりはっきり見ることができるため、あなたの腸内細菌が持つ能力(ビタミンや短鎖脂肪酸を作る力)を確認できます。
*1 腸内細菌を網羅的に測定する検査のうち、菌を最も詳細な分類階級である種や株レベルまで測定できるショットガンメタゲノム解析を採用しています(2022年8月キリン社調べ・研究用途除く)。
*2 16SrRNA遺伝子解析のことを指します。

さらに、あなたの腸内細菌がよろこぶ食材がより的確にわかります。
必要な食物繊維の種類、あなたに合う有用菌など、よりパーソナライズされた情報が手に届きます。
フローラスキャン

◆Flora Scan(R)(フローラスキャン)とは
「Flora Scan(R)(フローラスキャン)」は京都府立医科大学、摂南大学、株式会社プリメディカの三者共同研究によって得られた国内有数規模の日本人腸内細菌叢データベースを用いた検査サービスです。
Flora Scan®では、全く同じ手法で腸内細菌叢を解析した16の臨床研究で得られた、合計1,803名分の日本人の健常者と疾病有病者の腸内細菌叢データを統合解析しています。
◆特徴②:疾患との関連性を評価
Flora Scan(R)(フローラスキャン)は日本人の腸内細菌叢を特徴付けるエンテロタイプと各疾患(炎症性腸疾患:IBD、機能性胃腸症、肝疾患、内分泌疾患、⼼疾患、精神疾患、⾼⾎圧、⾼脂⾎症、⾼尿酸⾎症、糖尿病)との関連性を評価*1しています。例えばIBDのオッズ比*2が、最も健康だと評価されるタイプの約27倍というタイプも存在することが明らかになっております。
*1 特願2021-106050、発明の名称「疾患リスク評価のための腸内細菌叢のタイプ分類方法」
*2 オッズ比とは、ある事象の起こりやすさを2つの群で比較して示す際の指標です。

◆検査の流れ

◆検査価格
18,500円(税込)
管理栄養士により検査結果の解説をさせていただきます。
