インスリンポンプやCGMなどの先進デバイスは日本で使用できる製品はすべて取り扱っております。
今後も新しいデバイスが日本でも使用できるようになりますが、最新機種をいち早く取り入れることができるのはクリニックで治療を受けるメリットと考えております。
2型糖尿病の方も病状や治療内容によっては、保険適応の場合がございますのでご相談ください。
*CGMの導入や、注射からインスリンポンプ療法への切り替えは、外来で行っております。
Advanced device
インスリンポンプやCGMなどの先進デバイスは日本で使用できる製品はすべて取り扱っております。
今後も新しいデバイスが日本でも使用できるようになりますが、最新機種をいち早く取り入れることができるのはクリニックで治療を受けるメリットと考えております。
2型糖尿病の方も病状や治療内容によっては、保険適応の場合がございますのでご相談ください。
*CGMの導入や、注射からインスリンポンプ療法への切り替えは、外来で行っております。
CGMデバイスはセンサーを腹部や上腕部の皮下に留置し、間質液中のグルコース濃度を連続的に測定することにより、血糖値を推定する小型の血糖モニタリングデバイスです。
リアルタイムCGMは血糖値を常時確認することが可能です。装着中にデータを確認しながら、その都度血糖コントロールを是正するために行動できるので、日々の血糖コントロールに有用です。
現在日本で使用できるリアルタイムCGMは、ガーディアン™4スマートCGMシステム(日本メドトロニック社)、デクスコムG7 CGMシステム(Dexcom社)、フリースタイルリブレ2(アボットジャパン社)があります。また、インスリンポンプと併用するリアルタイムCGM機能も備えたミニメド780Gシステム(日本メドトロニック社)もあります。
インスリンポンプとは、皮下に細いチューブを通して、インスリンを持続的に少量ずつ注入する小型のデバイスです。従来の注射と比較して、インスリン投与量の細かい調整が可能となるため、より柔軟により細やかに血糖コントロールを行うことができます。
欧米では標準治療として浸透しており、ADA、EASD、NICE,、ISPADなど欧米の主要な糖尿病関連の各学会は1型糖尿病患者さんに効果的な治療方法の選択肢として使用を推奨しています。
食事や補正のために1日に何回も注射をする必要がなくなり、ボタン操作でインスリンの注入が可能です。ちょっとしたおやつの時や外食の際も手軽に周囲に気づかれずにインスリンを注入することができます。CGM(持続血糖モニター)と連動するインスリンポンプ(SAP)を使用する場合には、インスリン量をポンプが自動調整してくれるので、思いがけない高血糖/低血糖に対応することができます。これまでよりも血糖を気にせずに生活ができ、QOLの向上が期待できます。
一方で常にポンプが繋がっていることを煩わしく感じたり、チューブ/センサーの交換・インスリンの充填・固定テープでの皮膚トラブルなど、これまでにはなかった作業の手間やトラブルも発生します。また従来の注射と比較すると費用も嵩みます。
インスリンポンプ療法も万能ではありません。しかし、デメリットは存在するものの、それを上回るメリットを感じる方が多く、当院ではインスリンポンプ導入後に従来のインスリン注射に戻られる方は少ないです。
1型糖尿病の方の中でも、
2型糖尿病の方も病状や治療内容によっては適応があります。
当院では外来通院の中でポンプの使用を開始することが可能です。糖尿病の病状・血糖値のコントロール状況・生活の状況等を診療で伺い、インスリンポンプ療法の適応および外来導入が可能かを確認いたします。まずはご受診の上、ご相談をお願いいたします。
使用を始めた月はいつもより短い間隔で複数回のご通院が必要です。インスリンポンプ療法は従来のコントロール方法との違いも大きいため、開始直後にはご負担が大きくなることもありますが、安心してご使用頂けるようサポートをさせていただきます。外来でのインスリンポンプ導入がご負担になりそうな場合には、入院での導入が可能な医療機関をご紹介させていただくこともございますのでご了承ください。
ポンプの使用を見据えた転院も可能です。まずは話を聞いてみたいという方は医療相談外来(セカンドオピニオン外来)の活用もご検討ください。