2020年4月に港区西新橋に開院した「あおいクリニック」は、2025年5月より新橋駅近くの場所へ移転し、診療を継続しております。
開院から5年、多くの方に支えられながら、慢性疾患と丁寧に向き合うクリニックとして歩んでまいりました。
現在は、従来の場所から徒歩2分の距離にて、これまでと変わらぬ体制で診療を行っております。
開業に至るまでの経緯
私たちは小学校からの同級生で、ともに予防医学への興味から糖尿病を専攻し、開業までは東京慈恵会医科大学の糖尿病・代謝・内分泌内科にて診療に従事してまいりました。(現在も週に1度、慈恵医大での診療を継続しております。)
大学病院で糖尿病診療に携わるなかで、より専門的な医療を身近な場所で提供できる体制と、大学病院との連携の重要性を実感し、この地での開業を決意いたしました。
納得して続けられる治療を目指して
2型糖尿病、高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症などは、自覚症状がほとんどないために治療へのモチベーションを保ちにくい疾患です。
しかし、放置すれば血管にダメージを与え、合併症を引き起こします。
1型糖尿病は成因こそ大きく異なりますが、合併症の予防が重要である点や、血糖コントロールのために毎回の食事や日々の行動を振り返る必要がある点は共通しています。
合併症予防には、日々の地道な努力の積み重ねが欠かせません。
ご自身が納得しながら治療に取り組めるよう、「なぜ治療するのか」を知っていただくための情報提供を大切にしたいと考えています。
「できること」を一緒に探す
人によって「できないこと」「変えたくないこと」も「できること」「やってみてもいいと思えること」も異なります。
一般論ではなく、皆様の生活スタイルを尊重し、実現可能な目標を一緒に考えながら、治療の継続と合併症予防に努めます。
当院の役割
私たちの役目は、患者さんがご自身のフィールドにおいて、生涯にわたり第一線で活躍できるよう健康管理を行うことだと考えております。
そのために、生活習慣病や1型糖尿病のコントロールを支援するとともに、かかりつけ医として健診結果の管理や、必要に応じた適切な病診連携を行ってまいります。
医療を通じた社会への貢献
慢性疾患としっかり向き合ってきたからこそ、ずっと元気でいられた――。
患者さんがそう実感できるような、「一病息災」を支えるクリニックでありたいと思っています。
また、患者さん一人ひとりの健康寿命の延伸は、日本の医療経済や社会資源の確保にも貢献するものと信じています。
これは、私たち糖尿病内科医に課された大切な使命です。
最後に
医師としての研鑽と思いやりの気持ちを忘れず、皆さまの健康の支えとなれるよう努めてまいります。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
恩田 美湖・森武 美帆