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肥満症外来

Obesity outpatient

OBESITY OUTPATIENT肥満症外来
-保険診療における肥満症治療薬外来-

1.肥満症治療薬外来のご紹介

  • 当院では、肥満症治療薬(GLP-1受容体作動薬:ウゴービ)を用いて、効果的な体重減少を目指す専門的な診療を提供しています。
  • 肥満症治療の基本は食事療法と運動療法にあり、これらは薬物治療を受ける際も並行して継続する必要があります。当外来では、これらの基本治療に加え、薬剤を用いることでさらに効率的な減量を目指します。
  • 肥満治療薬は有効な効果が期待されますが、副作用などのリスクも伴うため、治療開始前には医師との十分な相談が必須です。また、保険適用を受けるために特定の条件があり、該当する患者さんのみが保険適用による治療を受けられます。
  • 保険適用のために、厚生労働省の「最適使用推進ガイドライン」に沿った診療を遵守します。このため、薬物治療に至るまでには医師の診察、栄養指導を含む複数回の通院が必要であり、初診から薬物治療開始までに最低でも6ヶ月間を要します。また薬物治療終了後も、リバウンド防止のために定期的なフォローアップが必要となります。
  • 私たちは、患者さん一人ひとりの状況に合わせた安全かつ効果的な治療プランを提案し、健康的な体重減少を目指します。

※GIP/GLP-1受容体作動薬(ゼップバウンド)は新しい薬のため、長期処方が可能となってから取り扱いを開始する予定です。

2.保険診療対象の条件

高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のいずれか1つ以上の診断がなされており、いずれかの疾患で適切に治療薬の服用が行われている方

かつ、以下の①または②を満たす方

①BMI 35 kg/㎡以上
②BMI 27 kg/㎡以上かつ、肥満に関連する健康障害を 2つ以上併せ持つ方

肥満症に関する健康障害
  • (1)耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)
  • (2)脂質異常症
  • (3)高血圧
  • (4)高尿酸血症・痛風
  • (5)冠動脈疾患
  • (6)脳梗塞
  • (7)非アルコール性脂肪性肝疾患
  • (8)月経異常・不妊
  • (9)閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
  • (10)運動器疾患(変形性関節症:膝関節・股関節・手指関節、変形性脊椎症)
  • (11)肥満関連腎臓病
BMI早見表

体重が基準を満たすかご確認ください。

BMI早見表
肥満症治療薬 保険診療対象の条件

※保険診療の対象外であり、なおかつ減量の必要性があると判断した場合には、自費診療でのダイエットプログラムをご案内します。

3.初診時のご予約に関して

診察をスムーズに進めるため、事前チェックリストをご用意しています。
以下のリンクからダウンロードして記入し、初診時にお持ちください。
ただし、チェックリストがなくても診察に支障はありません。どうぞ気軽にお越しください。

4.治療プログラムの流れ

処方前の6カ月間
定期検査・診察 1ヶ月に1回
栄養指導 1~2ヶ月に1回

食事運動療法の治療計画を作成し2カ月間に1回以上の頻度で栄養相談と自己記録管理します。

初回処方~68週(16ヶ月)まで
定期検査 1ヶ月に1回
栄養指導 1~2ヶ月に1回

肥満症治療薬を用いた治療の計画を作成します。
栄養相談を受け、食事・運動療法について管理を行います。
毎月体重、血糖、血圧、脂質など確認します。
効果が不十分と判断した場合や、副作用出現時、効果が過剰である場合には中止を検討することがあります。

投与終了・中止後

投与を中止し食事療法、運動療法のみによる管理とします。
本剤中止後に一定期間状態を確認し、肥満に関連する健康障害の増悪が認められた場合には、必要性を検討し必要かつ条件を満たす場合は、投与を再開することもあります。

治療プログラムの流れ

5.受診時の流れ(または 検査項目)

初診時には肥満症治療薬の適応となる状態かどうかを評価いたします。

初診時および継続時の検査項目
  • 体組成測定
  • 腹囲測定
  • 血液検査
  • 尿検査
  • 睡眠時無呼吸症候群精査
  • ご自宅や会社での血圧測定(必要時)

※必要に応じてより詳しい検査を行います

6.肥満症治療薬外来の注意点

  • 毎月の定期検査および診察をお願いいたします。予約日を変更する場合は、必ず同月内で変更していただくようお願いいたします。
  • 保険適用のために、厚生労働省の「最適使用推進ガイドライン」に沿って肥満症治療薬の使用前に当院で半年間の栄養指導を受けていただく必要があります(他院での治療はカウントされません)。
  • 肥満症治療薬開始後も1~2ヶ月に1回以上の栄養指導が必要です。
  • 肥満症治療薬の最大投与期間は68週間です。
  • 胎児、乳児への影響が考えられるため、妊娠中、授乳中の方は使用できません。

ご質問

副作用はどんなものがありますか?
腸や脳に作用するため、下痢、便秘、嘔気・嘔吐等が副作用としては出やすい傾向になりますが、全員に出るわけではありません。また増量すると副作用が出現しやすくなります。当院では毎月の診察と採血で上記以外の副作用の出現も注意深くフォローいたします。
ウゴービの開始用量はどうなりますか?
ウゴービの投与は0.25mgからの開始となります。
薬の費用はどの程度かかりますか?
ウゴービの薬代は3割負担の場合、1ヵ月の4回分は、1.0mgが約7000円、最大量の2.4mgが約13000円になります。
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